〜金の龍が作った国・ナバラーン〜
大昔、金の龍(リュートアルト・ラン・ナバラーン)が国を作った。
そして、自分と同じ形状で八種の龍を作り、それぞれの龍に特性を与え、
自分は龍王としてこの地を治めた。
しかしながら、龍王は、常に身の寂しさを感じていた。
八種の龍は、妻を娶り子を為していたが、
自分には、さらけ出す存在、心休まる存在がいない。
だから、そのような存在をナバラーンで捜し求めようと思ったが、
この世界で見つけるということは
選んだ龍の地位をあげることにもつながる。
悩んだ龍王は、しばらく休息を取り、
魂の存在で異世界で恋人を探し
その恋人を自分の世界に招き入れることにした。
そして、異世界で数人の恋人を得た龍王は
その恋人をナバラーンに招きいれ、
その中でも一番愛しい存在であった(加納貴雅)を妻とした。
その時連れてきた人の子孫がこの世界の人ということになる。
何代もの龍王がそのようなことを繰り返し、人の人口が増え、龍と人間の
格差も問題のひとつにあげられている。
また、各龍達も様々な問題で混沌としている。
ここ数代は龍王は、ナバラーンの貴族の者から花嫁を娶っていたが、
当代龍王は、唯一の者をさがすべく、眠りについた。
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基本は、それぞれの龍が治めているが、どの国にも龍族・人間が入り乱れている。
治める龍によってそれぞれの特色がある。
アシュタラ
ナバラーンの東の国蒼龍が治めている。
ナバラーン最高の教育機関や病院がある。
研究所には、色々な龍や人が働いている。
ブライデン
ナバラーンの北の小国 闇龍が治めている
とても寒く、人口は少ないが天然資源は豊富。
動物もたくさん住んでいる。
アイール
ナバラーンの南の国。黄龍が治めている。
商売が発達しており、実力主義。
大きな市場がたくさんある。
チェルダニア
ナバラーンの山岳地方の国。桜龍が治めている。
領土は広いがほとんどが高い山に囲まれ
人口は少ない。領土の70%が修道院。
その中心にセントミリュナンテという総本山で
巨大神殿がある。
グリュックバルト
ナバラーンの海の国。翠龍が治めている。
翠龍の城は海の中にあるので
他の龍は訪れることができない。
リャオテイ
ナバラーンの中央法という法律の立法機関、
刑務所・役所で成り立っている国。
現在は紅龍と共同で警察のような機関を
作ろうと力を入れている。
シャードファイア
紅龍の治める国。戦につぐ戦で国土の8割は
砂漠になっている。同時に紅龍は龍王の直轄地
ナバラデルトに不審な者が入らないように見張っている。
なので、全人口の95%が紅龍。
ナバラデルト
龍王の直轄地。周囲を大きな壁に阻まれた城郭都市。
中は、龍の居住地区。人の居住地区に分かれている。
同時に龍王を主とする城と花嫁を主とする人の城も
分かれている。人の政治形態は貴族制で
龍王の花嫁を輩出した貴族が力を得る。
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