獅子抱く天使

   3 天使の兄弟は守護天使? −1−プロローグ

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注意

 この章は、君と僕らの三重奏のネタバレを含みます。

 なので、ネタバレが嫌な方はお戻りくださいね。

 それでは、本編をどうぞ








広域暴力団龍翔会の二次団体南光会と言えば

3人の男がすぐに連想される。

佐々木 和巳

南光会 NO.3 南光会の頭脳と呼ばれる男。

元々外務省のエリートでCPAの資格を持って順風満帆な人生を

送っているようかに思えたが、ある日急に

南光会に入る。仕事は徹底した完璧主義で

怒らせると、どこまでも冷酷だと言われる。





菅生 雅夫

南光会 NO.2 南光会の鬼神と言われる男。

高校生にして、地元の暴走族をまとめあげ総長を務めた後、

有名私立大学に合格。しかし、半年で中退し、

海外に行く。27歳の時、帰国して南光会に入る。

外見はソフトで人当たりも良く見えるが、

南光会の中でも汚い仕事を一手に請け負っている。





そして、上村 大樹。

南光会会長。上部団体龍翔会 組長の弟で次期組長と言われている。

一見は穏やかな印象だが、殺気で人を殺せると言われるほどの

気力の持ち主。南光会設立当時、ちょっかいを掛けてきた他団体を

菅生と2人だけでことごとく潰して来た手腕は死神とさえ

言われる。その分、自分の懐に入れたものには大らかで

優しくそれを慕う組員も多い。




しかし、誰も知らないことがある。この3人の他にも南光会を支える男が

そして、その男の背後にもっと大きなバックボーンがあるということを。



 
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