ナバラーンシリーズ WEB拍手お礼編
  
  
   ぼくたちのたんけん
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僕達のたんけん

「しろのそとどうなってんの?」金色の髪の子が聞いた。

「どーーって?どうなってるのもしらないの?」紅色の髪の子が言う。

「よし!!たんけんするぞ。」

黄色がかった茶色(※以下黄色に略します)の髪の子が言った。

体が大きい紅色の髪の子と黄色の髪の子が金色の髪の子の手を引く。

「そーだ。りゅうになるといいんだ。」

「りゅうになれないよ。」金色の髪の子の目が潤む。

「なくなよ。そーだ。ガイがりゅうになって

 ぼくがリューちゃんをだっこしてのるといいんだ。」

「わかった。」

紅い髪の毛の子が一瞬で龍になり、その背に黄色の髪の子が

小さい金色の髪の子を抱いてひょこひょこ乗った。

紅い龍は、風とともに青い空の向こうへ消えた。



「ここどこ〜〜?」

「ここどこだ〜〜〜。」

「もりのなかだぞ。」

へろへろになりながら紅色の髪の毛の子が言う。

やはり背に2人を乗せて飛んだのは大変だったようだ。

「もり〜〜」

「もり〜〜!!たんけんだぁ!」

黄色の髪の子がそう言いながら拳をあげた。

金色の髪の子が元気に「お〜〜〜!」と拳をあげる。

黄色の髪の子と紅い髪の子は金色の髪の子の手をしっかり握って

森の中を歩きはじめた。


しばらく歩くと、綺麗な小川があって

3人は、その近くに座って小川の水を飲んで休んだ。

「おいし〜〜。」

「つめたいねぇ。」

「おいし〜〜。」

「きめた!!ここはひみつのきちだぁ。

 ロベとリューちゃんとおれの3人だけの。」

「「さんせ〜〜〜」」

紅い髪の子がそう言うと2人とも手をあげて言った。


3人は休んだのでもう少し森の中を探検することにしました。

しかし、歩いているといつの間にか周りが暗くなりました。

「そろそろかえろ〜〜。」

「おやつ〜〜〜。」

黄色の髪の子と金色の髪の子がそう言ったとたんに紅い髪の子が

「むりだ。どっちがしろかわからない。」

と言った。

暗くなるのはあっという間で3人を闇が覆っていた。



「おれ、まもるから。」

紅い髪の男の子が2人をぎゅっと抱きしめた。

「・・・ぼくもリューちゃんまもる。」

黄色の髪の子がそう言って金色の髪の子を抱きしめた。

「ガイにいちゃ・・・ローにいちゃ・・・・。」

金色の髪の子は、目をごしごし腕で擦って涙を拭った。

「「リューちゃん・・?」」

2人は驚いたように自分の弟を見た。

弟の目は金色に光り金色の髪は風が無いのにキラキラ広がっていた。

「つかまって。」

2人は慌てて金色の髪の子の手を握ると3人の姿は一瞬で無くなりました。


どさっ。

3人が現れた所は、城の王の間でした。

2人の隣に金色の髪の子が倒れてました。

「「リューちゃん。」」

2人は弟のそばに行くと抱き合ってわーわー泣きました。

龍王が金色の髪の子を抱きあげると

微笑んで言いました。

「リューゼを護ってくれてありがとう。これからも頼む。」

2人は父たちに怒られました。

リューゼは、それから3日くらいでようやく目を覚ましたので

怒られませんでした。

しばらくは3人ともおとなしくしていました。

しばらくは・・・・

えっ?今って?


「たんけんだあ!!」

「いくぞ〜〜〜。」

「ぼくけんもった〜〜」

「それどこの〜〜。」

「ほーもつこ〜〜」








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